外出自粛が続いておりますので休日は朝から動画三昧。
Youtube、AbemaTV、Twitchをローテーションで観ておりました。
途中までは快適だったのですが何本目かのTwitchでカクつきが発生。
5秒くらい再生しては止まり、また再生を始めるという始末。
ライブだったので配信者の設定がダメなのかな?とも思いましたが
それらしき指摘コメントもなし。配信画質を見る限りスペックが
低いようでも無し。
うーん、うちの環境が悪いのかと見直してみます。
視聴しているPCはRyzen5 2400Gにメモリ8GB、Windows10はちょっと
先取の2004 Build1904.173です。
そういえばNICがカニことRealtekのSD-PE25GLAN-1Lでした。
が、こちらもドライバは2020年4月の段階で最新の10.39。
そもそも途中までスムーズに再生出来ていたので原因ではなさそう。
なんだろねぇとタスクマネージャー→リソースモニターと辿ると
あ…これの可能性が。
で対処したところ直りました。なるほど。
さて解説。
の前に。
今回の問題は32GB以上のメモリを搭載しているPCでは発生しない
可能性があります。32GB以上のメモリがあるのにカクつきが出る
場合は他の要因を探してみた方が良いかも。
閑話休題
Windows10はかなり快適且つ安定したOSになりつつありますが
まだまだ問題が多いです。
その中の一つが今回の要因。
Windows10がリリースされて途中までは今回の問題が無かった
ようですがバージョン1703付近で出てきたようです。
上のスクリーンショットを見て貰えばわかりますがメモリの
使用分布のうち青い部分が問題。
スタンバイ領域という物ですぐに使用されないコードやキャッシュを
貯めてある場所です。
とても便利ではあるのですがOSやプログラムがメモリを必要としても
スタンバイが上手く解放されない事があります。
これがWindowsのバグなのか仕様なのかは不明ですがカクつきの
原因となるのは確かです。
ちなみにこの問題は結構有名でGuru3dさんのフォーラムでは
いまだに活発に議論がかわされております。
https://forums.guru3d.com/threads/fix-game-stutter-on-win-10-1703-1809.420251/
ではどうするか。
一番簡単なのはフリーウェアを導入する事。
Display Driver Uninstallerの開発でも有名なWagnard氏がメモリの
空きを監視して指定の空き以下になると自動的に解放するプログラムを公開しております。
https://www.wagnardsoft.com/
Intelligent standby list cleaner(ISLC)というソフトです。
インストールするとこんな感じ
デフォルトではメモリの空きが1GB以下になるとスタンバイを
解放します。
右下のスタートから開始、左下の『Start ISLC~』と『Launch ISLC~』
にチェックを入れておくと起動時に自動的にISLCが立ち上がり
監視を始めます。
ExclusionはISLCで解放されたくないプログラムを指定出来る
ようです。
Battle Field Vでも実際に効果があるようですし、今回のうちの動画
カクつきの症状もスタンバイメモリを解放したところスムーズに
再生出来ております。
上に32GB以上ではこの現象が発生しないかもと書いたのは32GBも
メモリがあればスタンバイが食いつぶす事はかなり少ない為です。
24GBでは食いつぶしたのを見ましたが32GBだと結構余裕がある
はず。
今年の5月にもリリースされると予定されているWindows10 2004でも
同症状が出ておりますので解決にはまだ時間がかかりそうです。
長時間使ってるとカクつくという場合はスタンバイメモリを疑って
みるのも良いかもしれません。