なろぐ2

PC関連のメモ帳

Mellanox ConnectX-3とWindows11

今回はネットワークカードMellanox ConnectX-3の話。


いまだに10Gの導入はハードルが高いですね。
前にも書いた気がしますが
NICが高い
・スイッチが高い
・熱もすごい
・PCI-Ex4スロット以上が必要(今のところ)
という感じで難題が山積みです。

 

それでも10GNICは結構下がってきており、熱もプロセスルールの
細分化が進めば下がってくるでしょう。
ま、スイッチは相変わらず高いのですが。
PCI-Eスロットは…まぁSSDとか刺さなければ何とか。


そんな10Gでもギークでナードな人は手を出そうとしていました。
そういう中で案外手を出しやすかったのがMellanox製NIC
ConnectX-3の中古品。
たぶん企業やネットワーク屋で使われていた物が25G、40Gそれ以上と
いう品にリプレースされた際に流れたものかと。
SFP+なのでスイッチもそれ専用ですし、ケーブルも専用のDAC
(ダイレクトアタッチドケーブル)が必要だったり、会社毎にロックが
かかっている場合があったりと面倒でもあるのですが、NIC自体は
結構安めで入手性は良かったんですね。

 

で。
うちでも一枚入手しておりました。
MS510TXには幸いSFP+ポートも一つありますし。

 

 

さて本題
ずーっと余らせていたのでセカンドPCに取り付けてみます。
BIOSも無事起動して、Windows11も起動、アンチウィルスを
読み込んでっと
はいBSOD

なぜかエラーで落ちます。


久しぶりにブルースクリーンらしいブルースクリーン
見た気がします。

起動直後に落ちるのでドライバの入れ替えでどうにかという

のも難しい感じ。


で、エラーを見てみますと
『mlx4eth63.sys』
が原因と。


まーファイル名を見た感じからも読めますねMellanox製の
ドライバが悪さしています。
おかしいねぇと調べてみると同様の症状は結構出ており

〇古いハードウェアだと問題ない事
〇EコアもちのCPUだと同じようにBSODが起き、Eコアを無効に
 すると問題なく起動する事
〇今のところなすすべが無い事
 (海外のフォーラムではインテルNICを買えという結論に)

という感じ
ただうちの環境はAMDなんですよね。Eコア無いし。

 

何がおかしいんだろうね?とサードPCのAMDでもAM4環境に
刺してみます。
…問題なく立ち上がりましたよ。
ドライバのバージョンが?と思って調べてみても同じバージョンの
インボックスドライバでした。

 

もしかしてAM5環境だとダメなのか?と思い、メインPCに
刺してみます。
こちらもあっさり起動。

 


うーむ。もしかするとセカンドPCのCPUは7950XでCCXが2つあるので
Eコア所持のCPUと同じく内部的に複数のCPUが存在していると
認識されての問題なのかなと。
※サードPCはRyzen5 5600、メインPCは7800X3D、セカンドPCは7950X

 

ちなみにBSODが出るのは当然のようにWindowsだけで同一ハード構成に
Linuxを入れてみると普通に動くそうです。
なので結論としてはドライバのバグだろうと。
ただこの大分古いConnectX-3のドライバ(インボックスドライバの
日付は2019年)が今更更新されるか というか直す重要度を考えると
そんな所に労力を割けられなくてこのままなんだろうなーと。

 

この手の問題は案外海外勢が謎技術で乗り切ったりする事が多いの
ですが、今回の場合は完全にお手上げの雰囲気。
それこそ安定動作したければインテル製のNICを買えばいいで
済まされている感じですね。

 

古いNICですし苦労して使うまでも無いのかなと。

SFP+であればX520互換のカードとか安い物もありますからね。

ConnectX-3でWindows11を使用する際はご注意を。