なろぐ2

PC関連のメモ帳

Optane SSD 800P

前にパワーユーザー向けのSSD Optane SSD 900Pの話を書きました。
https://blogs.yahoo.co.jp/narolll/40513595.html
https://blogs.yahoo.co.jp/narolll/40514902.html

その性能はベンチの数値以上に素晴らしく余裕があれば沢山買いたいレベルでした。
問題はとにかく価格。高いんですよね。
そのうち価格がこなれてくるか、3D Xpointの別製品が出てくるのを待つしかないかと
静観の体制でした。

そんな時、漸く出てきたのがOptane SSD 800Pです。
AKIBA PC Hotlineさんより
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/1116637.html

うーん、うーん。
出てきたのは良いのですが色々難あり。
まず容量。58GBと118GBとはあまりにも中途半端。
58GBじゃギリギリOSが入るかどうかというレベル。正直これはダメでしょ。
118GBもOSだけなら何とかなりますがどうにも心もとないです。
下が128GB、上を256GBとした方が良かったんじゃないかな?

あとは価格ですね。
118GBで約25000円。25000円出すとSATA3.0のSSDなら512GBを余裕で買える金額です。
これは中々手が出しにくいです。

迷いますねぇ。更に追い討ちをかけるのが
PC Watchさんより
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/review/1111460.html

ランダムR/Wの性能の高さは3D Xpoint特有の飛び抜けた値なのですが、シーケンシャルが
ちょびっと弱いんです。
NVMe接続の他のSSDに負けるレベル。


ぐぬぬぬ。
もう朝からぐるぐる回って悩みましたよ。
そんな時天啓が!
『迷ったら買い』

買っちゃった(笑)
ちなみに2700Xより前の話ですっ。

イメージ 1


最終的にセカンドPCのOS用にします。
まずはそのままベンチ。
スペックはRyzen1800x、Fata1ty X370 Gaming K4、DDR4-2933 16GB、Win10 RS4もどき
Crystal Disk Mark6.0を使用。

イメージ 2


お?スコアが低い。AMD環境だとストレージ周りが弱いですがそれにしても低すぎ。
ああ、最下段のM.2スロットはGen2 x2でした。

いそいそと中段のM.2スロット(Gen3 X4)に差し替えてベンチ

イメージ 3


ふむ。シーケンシャルR/Wはほぼ公称値といったところ。
ランダムが遅いのは上に書いたAMD環境だからでしょうね。
それでも4KBQ1T1のReadは恐ろしい速さです。

上のPC Watchさんでやっていたように4KQ1T16とスレッド数を増やしてみました。

イメージ 4


おー、ギガだ。
これだけでもちょっと満足。


さて動作確認は出来ましたのでシステムの入れ替え。
新規にOSを入れるのは面倒なのでクローンです。

ソフトはAOMEIのBackupper
予めブータブルディスクを作っておきました。ソフトはインストールしたくないタイプ。

元はSanDiskのExtreme Pro256GB。
クローンソフトによっては容量の同じドライブか小から大へのクローンしか出来ないものが
ありますが、このソフトは大から小も可能です。
まぁデータ使用量がクローン先の容量を超えていたら無理でしょうけど。

DVDからソフトを起動して、クローンを選んで待つだけ。簡単すぎる。
あとは再起動して起動ドライブの変更。
ものの15分ほどで終わりましたよ。

AOMEIは中国の企業なのでどうにも胡散臭さを払拭出来ないのですが、ここまであっさりと
簡単に操作出来るソフトだと感服せざるを得ないですね。


さて、クローンで移動が終わったOSですが使ってみておもわずニンマリ。超快適ですよ。
Extreme Proも勿論遅いSSDではありませんが、遥かに凌ぐ速度です。
やはりランダムR/Wの速さは操作に直結しますね。
体感()と笑われても全然平気です。使ったものしかこの速さは判りません。
ぶっちゃけると1800Xから2700Xへの交換よりも体感速度は向上します。


もう何度も書いていますがPCの中で一番足を引っ張っているのがストレージなんですね。
ここを速くすれば全体的な速度も上がります。
800Pや900Pで大分快適になりましたがまだまだですね。
もっと速いストレージが欲しいな・・・。

まずはもう一つ900Pが欲しいですねぇ。