うちのメインPCのクーラーは今までThermalRight Le Grand Machoを
使用しておりました。然程話題にはあがりませんがNoctuaと良い勝負が
出来るレベルのハイエンド空冷クーラーです。
ただファンが14センチ一基な事、また購入したのが2019年で
もう4年以上経過していますのでそろそろヒートパイプ内の
作動液もへたりはじめかなと
(ヒートパイプの寿命は5~6年だそうです)
正直な話、7800X3Dも余裕で冷やせているので問題は無いのですが
そろそろ交換したいかなと。ま、ネタが無いというのもありますが。
で。空冷のCPUクーラーならばと最高峰のNoctua製のNH-D15が
あがるのですがうちのケースNZXT H510ではギリギリ頭がぶつかり
そうで断念。
それではという事で安くて格好も良くて冷えると評判の
DeepCool製のAK620を買ってみました。
ちょっと前までは中国製のクーラーは安さだけで性能はどうなのさ?
という思いもありました。
ただ同社のASSASSINシリーズは冷えると評判でしたし、売れ筋の
AK400を買って試したところ安いし冷えるし静かだし格好良いしと
目からうろこでちょいと考えを改めました。
という訳でDeepCoolのハイエンド空冷を買おうとなったのですが
上にも書いたASSASSINが魅力的。ただこれもNH-D15と同じく巨大なので
断念。それではという事でAK620にしてみました。
さてテスト
環境は以下の通り
Ryzen7 7800X3DをNZXTのH510に入れて計測。
吸気ファンにはARCTIC製のP12 MAXを2基。
排気ファンにサイドとトップにNoctua製12センチファンを配置。
BIOSのQ-Fan設定はPWMのStandardで統一。
室温はエアコンを28℃設定に。
温度の状態はRadeonの指標をオーバーレイで表示して確認。
アイドル時はどちらも46℃前後。クロックが1GHzを割った状態で
これなのでこれが下限かなと。
テストはEDF5を1ステージ遊びつつ確認した感じ。
ステージは108で最終ミッション近くなので敵満載です。
Le Grand Machoでは大体58℃~65℃前後。
ステージ開始直後に70℃に一瞬到達しましたがその後は超える事は
ありませんでした。
AK620では大体53℃~60℃強。振れ幅はそこそこありますが平均して
Le Grand Machoよりも5℃くらい低い感じ。
音もAK620の方が静か というかLe Grand Machoでは温度が上がって
それに連動して排気ファンが高回転するので煩くなったという感じ。
Noctuaも回転数が上がると案外煩いんですよね。
次いでCinebench R23のマルチスレッドを回した結果。
Le Grand Macho 90℃
AK620 87℃
どちらも瞬間的に出た値ですが
という訳でAK620でした。
3℃くらい冷えれば良いかなと思っていたところに5℃↓が出て
とても良い感じ。
お値段は8000円前後とCPUクーラーとしてはそこそこでお安くは
ありませんが作りはしっかりしていますし、デザイン性も◎。
取り付けも楽でとても良い品です。
Le Grand Machoもまだまだ第一線で活躍できる性能があります。
取り付けもちょっと懐中電灯が要るかも?という変則な方法ですが
全体的に完成度は高いです。
とはいえ発売が2017年と6年以上前の品ですのでそろそろ世代交代を
しないとね というか超えないとまずいでしょう そんな感じです。