○AM5環境で四枚刺し
未だにAM5環境でのメモリ4本刺しは色々難がありまして、
安定しない事も多々あったり、上手く動いてもクロックが
3600MHzまで落ちてしまうのは仕様となっております。
(2023年8月時点での話)
うちのDDR5-4800も多分に漏れず四枚刺しでAuto設定ですと
3600MHzに。XMP設定で4800にすると起動しなくなるという
状況です。これは2023年8月にリリースされました1636でも
変わらず。
以前のAM4環境でも似たようなメモリのクロック制限は
ありましたがAGESAコードがアップデートされるたびに徐々に
緩和されてきましたので今後の更新に期待しております。
ただ、現状でも運が良いと四枚刺しを4600で動かせていると
いった話も見かけました。
定格よりも下ですし、高い電圧を加える訳でも無いので
試してみます。まーダメな時はボタン電池を引っこ抜かないと
再起動しなくなるんですけどね。
という訳で4600でテストといきたかったのですが、SPDに
記載がないメモリでしたので4800の下にあった4400で挑戦
してみます。
はい、ダメー。
なんとなく分かってはいましたけどね。
前に書いた気がしますが2枚組ずつ別で購入したメモリなので
タイミングを合わせるのは難しいのかな?
そもそもAM5環境用で4枚組のDDR5はまだ売っていないはずなので
ロットが並んでいても厳しそうですけどね。
とりあえず物は試しと4000に落として試してみます。
お
動いた。
これはラッキー。
少しやる気を出してくれたのは嬉しいですね。
○DDR5-6000
さて上で4000MHz動作出来て嬉しいねとCPU-Zを眺めて
いたのですがそういえばUncoreのクロック等気にして
いませんでした。
メインPCの方のメモリはDDR5-6000で先日のBIOS1636では
こけるもののその前の1616では全く問題無く6000MHzで
動いておりました。
ただUncoreのクロックが半分の1500だったんですね。
ふむDOCPの設定だけだと1:2になってしまうのかな?
という訳で手動設定すべく探します。
ありました。
BIOSのDRAM設定の中にある
uclk div1 mode
これをuclk=memclkにして起動。
こちらも無事起動。
一応設定を詰めたのでメモリ周りのテストを走らせてみましたが
4Pass完走。ちょっと嬉しい。
○AM5環境の起動速度
こちらはAM5ユーザーには定番の設定。
一応メモしておこうかなと。
DRAM Context RestoreをEnableに
上のメモリ設定内にある項目です。
PC起動時にメモリのトレーニングを行うのですがAM5環境では
時間がかかるらしくその為起動が遅くなっています。
(DDR3、DDR4でもあるそうですがここまで時間はかからないとか)
なのでこちらの項目をEnableにするとトレーニングを省略する
ので起動が速くなります。かるく20秒は短縮しますね。
ただこの設定メモリのOC等を行っている場合はEnableにしない方が
良いという話も。
通常使用であればEnableで問題無いと思います。