なろぐ2

PC関連のメモ帳

中古ってどうなのさ な指針

PCパーツは思いの外高いものです。
安くて良い物を買いたいと中古品も視野に入れたい所ですが
選択眼が無いと中々手を出しにくい。

そんな訳でざっくりと解説します。


〇CPU
お勧め度〇→△
通常使用ではなかなか壊れないパーツです。
ただしOCという規格外の動作をする方も多いパーツです。

前のユーザーがどういう使い方をしていたのか気になる方は

あまりお勧め出来ません。

 

購入のねらい目は新製品が出た直後。
この時期は新しいもの好きがパーツの交換に走りますので
結構ハイエンドなCPUが出回ります。
新しいもの好きは売って買い替えるという手段を用いますので
CPUの使い方もあまり無茶はしません。
ですから新製品からの買い替えによる中古品はねらい目です。

 

たまに殻割といわれるヒートスプレッダーを剥がしたCPUを
オークション等に出す方がおります。
こちらはあまりお勧めしません。
もちろん冷やすのには良いですが、コア欠けもありますし何より
売りにくくなるという難点があります。
よっぽどの物好きでない限り殻割したCPUは避けた方が良いです。

 

それ以外にAMD製のCPUですとピンの曲がりの可能性があります。
購入時は必ず確認しましょう。
インテル製CPUではピンがありませんので問題ありません。

 

 

〇メモリ
お勧め度◎
初期不良以外ではほぼ壊れる事のないパーツです。
OCして使っている方もおりますが、極度のOCを行うとメモリの前に
CPUやマザーがダウンしますのでメモリが壊れる事は稀です。

 

また、中古品として販売している店舗の場合、店頭に並べる前に
動作のチェックを行いますので動作不良を回避出来る可能性が高くなります。
(不良が無い訳ではありません。何度か不良に遭遇しました。)

中古品としては買いやすいパーツとなります。

 


マザーボード
お勧め度〇→△
ある程度高めのグレードのボードであればそれほど壊れる事はありません。
ただし安物のマザーボードですとコンデンサが怪しくなっている物も
ありますので要注意。

 

また、メモリ等のスロットの端子が破損している場合があります。
中古を扱う店舗でも全スロットの動作確認をしていない場合がありますので
買う前に目視での確認が必須です。

 

AMD製のマザーボードでは問題ないのですが、インテルマザーボードでは
CPUにピンが無かった分、マザーボードにピンがあります。
しかもこちらのピンがかなり曲がりやすいです。
購入前には必ず曲がりが無いか確認しましょう。

 


ビデオカード
お勧め度〇→×
ゲームの肝となるパーツですが中古品を買うのはちょっと悩ましいところ。
長く使用するとパーツを取り付けてあるハンダが剥がれてくる事があります。


また、最近は少なくなりましたが仮想通貨掘りで24時間回しっぱなしという
品もありますのでどうしても経年劣化が激しくなります。


電化製品全般に言える事ですが『熱が出るもの』『回転するもの』の劣化は早いです。

 

CPUの項目に書きましたが新製品が出た際の交換品であれば当たりも少なくないです。
ただしあまりお勧めは出来ません。

 


SSD、HDD
お勧め度△→×
OSやゲームデータを保管するストレージですが中古品はお勧め出来ません。


上にも書いたようにHDDは回転し熱もあります。SSDは回転こそしませんがそこそこ
熱が出ます。また、SSDは製品の仕様上書き換え限度というものがありますので
中古品は確実に摩耗しております。
絶対ダメという訳ではありませんがストレージに関しては新品をお勧めします。

 

例外としてはサーバーやワークステーション向けのエンタープライズ品が中古として
流出する事があります。これらもやはり摩耗はしているのですが、一般向けの
製品よりも耐久度が段違いですのであえてこれらを狙うという手はあります。
ただし、物が物だけに比較的高価でもありますのでやはり全く分からない方には
お勧め出来ない品となります。

 


〇電源
お勧め度×
PCの土台となる電源は新品を買いましょう。
高熱という程ではないですが熱を発しますし、劣化した品をあえて使うのは
地雷を組み込むようなものです。
劣化具合をテスト出来る訳でもありません。
(出力電圧を計測すれば多少は可能でしょうが)

 


ざっとですが中古PCパーツの買い方、お勧めでした。