最近ChromeBookが各社から出ておりますね。
そういえばChromium OSってどうなった?とググると
ちょっと前の記事ですが
ほうほう。使えるようになったのかな?
そういえばうちでChromium OSを試したのはいつだったか
と遡ってみると
いやー大分古いですね。9年前ですよ。
しかもバージョンが0.13とか。
今回上記のChromeBookを見て久しぶりに入れてみようかなと。
落としたのはPC Watchさんの記事にあった
CloudReadyを試してみました。
環境はもちろんVMWare Workstation 16 Player上で。
ホストはRyzen9 3950XでCPU8コア、メモリ8GB割り当てという
贅沢仕様。
ダウンロードは仮想PC用のOVAという拡張子のファイル。
VMWareから直接指定で普通に開けました。
起動も問題なくこんな感じ
流石Chromium OS派生だけあってとても軽いです。
気になる所
〇VMWare Toolsが無いのでホストとゲストの行き来が面倒
ゲストOSの枠から抜け出すのにCTRL+ALTが必要なんですね。
まーこれは仕方ないか。
〇NASへの接続
うちの環境では必要なものはほぼNAS上にあるのでNASへの
接続は必須です。
素のCloudReadyでは接続出来ませんがChromeの拡張機能
File System for Windowsを入れる事でマウント出来ました。
ただしマウントは出来たもののファイルが開かずタイムアウトに
なります。これは困ります。
FreeNasとの相性が悪いのか、もしくは設定か。
〇音が鳴らない
これはうちの環境依存かも。
繋げてあるサウンド媒体がU7 MKIIというUSB AUDIOなんですね。
仮想環境上で動かしているという点だけでも特殊なので
USB AUDIOまであれこれ面倒みろというのは無茶かもしれないです。
一応解決した方法。
CloudReadyをインストールしたフォルダにVMWareの環境ファイル
(拡張子VMX)が作成されますので、そこのサウンドの項目を
sound.virtualDev = "hdaudio"
sound.present = "TRUE"
sound.fileName = "-1"
上記のように書き換える事でU7でも音が出ました。
レコーディング出来ない可能性があります という警告は出ます。
〇マウスのサイドボタンでの戻るが効かない
これはLinuxでも一緒ですね。
便利というかこれが無いと快適度がかなり落ちるので
どのOSでもサポートして貰いたいものです。
と思ったらChromeBookでは効くような話も。
VMWare上なのがダメなんですかね?
VMXファイルに
mouse.vusb.enable = "TRUE"
mouse.vusb.useBasicMouse = "FALSE"
usb.generic.allowHID = "TRUE"
上記三行追加でいけました。
ではCloudReadyも…と試したところマウスが効かなく
なりました。残念。
という訳で随分と久しぶりなChromium OSですが一応使えます。
ネットを見るだけ というのであれば十分でしょう。
ただ他のアプリも等と手を出そうとすると厳しくなります。
とりあえずうちの環境ではNASに上手く繋がらないので使い物に
なりません。
まー今は各自スマホを持っていますからあえてChromium OSに
手を出さなくてもという所ですね。
そういえば各社から出ているChromeBookはどうなんだろう?
特にNASまわりは気になるな。