なろぐ2

PC関連のメモ帳

KB4056892をあててNVMeベンチ

あけましておめでとうございます。
なんですが、新鮮早々嬉しくないニュースでした。

年末にインテル製CPUに大きなバグがあるとの発表がありました。

詳しくは4gamerさんあたりをどーぞ
http://www.4gamer.net/games/999/G999902/20180105085/

SpectreとMeltdownというバグはインテル製CPUは大部分が、AMDとARMプロセッサは
一部が対象になっているようです。

で。
早速マイクロソフトからWindows10用のパッチが配布されております。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4056892/windows-10-update-kb4056892

現状ではダウンロードのみのようですが、後々WindowsUpdateにて自動配布されるようです。

厄介なのがこのパッチ、足かせになるとか。
CPUの高速化の部分のバグなので回避をするとボトルネックになるようなんですね。
ちなみにGuru3dさんではパッチの適用前後のベンチを計っております。
http://www.guru3d.com/articles-pages/windows-vulnerability-cpu-meltdown-patch-benchmarked,1.html

ゲームに関してはほんのりの差のようですが、I/Oの部分がかなり下がるとか。
SATAの速度が落ちたという書き込みもありました。
特にNVMeの落ち込みが顕著だという事で自分も計測。


ちょこっと問題がありまして。
パッチ前の数値が11月の温度計測時のものしかない。
ついでにCPUが6700K(今回は7700K)
NVMeドライバが2.0.0.1024を使用(今回は3.2.0.1002)
という比較には厳しい条件ですが、それを差し置いても気になる差が出ました。

適用前 SSD750
イメージ 1


KB4056892適用後 SSD750
イメージ 2



適用前 Optane SSD 900P
イメージ 3


KB4056892適用後 Optane SSD 900P
イメージ 4



ドライバ変更による速度の差は結構見られる事です。
ただし今回のドライバへの変更点は750等との統合でしたのでほぼ性能に差は無い筈。
パッチ適用後のスクリーンショットが二枚ありますが、右はTrim発行直後の数値です。

さて、見比べてみると解りますがシーケンシャル速度は変わりません。
ただしランダムの方が落ち込んでいます。
リード、ライト共に落ちていますが特にライトの落ち込みが酷いです。
900Pの方は750ほどでは無いものの15~20MBほど速度が落ちております。

計測条件故に今回の計測結果がイコールパッチが原因とはいい難いです。
ただし性能低下が起こると言われておりますし、上記のGuru3dさんでのベンチ結果も
速度低下が起こっておりますのでたぶん主犯。

まーNVMeのSSDですとこの差を体感出来るかといわれると微妙なところです。
ただ本来の速度を出せなくなってしまう現状は嬉しく無いですね。
パッチをあてないという案は無いしなぁ。
今回のパッチは数値を見てしまうと結構辛いものですね。